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2007年9月

小さな筒の中の夢と、未来の夢

今年の誕生日のプレゼントに、大切な人から、とてもすてきな贈り物をもらった。

繊細なブルーのグラデーションのガラスの筒の、カレイドスコープ。

筒のはじっこには、製作者のサインが控えめに彫られている。

オイルタイプで、覗きながら筒をそっと揺らすと、映像みたいに見える模様がどんどん移り変わっていく。

その模様は、ある一瞬はトルコの寺院のモザイク柄のようであったり、花を顕微鏡で見たときのようであったり、熱帯の海底で生きる鮮やかないそぎんちゃくのようであったり・・・・・・刻一刻とその色合いや姿を変えて、同じ模様になることはない。

500mlの飲み物の缶ほどの長さの細い筒の中に、何千何万という、無限の紋様が収まっているのだ。

アメージング!!

しかも、どのような光線を通して見るかで、色合いが全く変ってくるのです。

そのカレイドスコープを取り扱っているお店が、麻布十番にある「カレイドスコープ昔館」。

専門学校時代からの友人の、マイちゃんのお知り合いが、かつて、そのお店で働いていたということもあり、マイちゃんと一緒に、お店を訪ねてみた。

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世界各国から集められた、ありとあらゆるタイプのカレイドスコープが、そこにはありました。

とても高価なものもあるけれど、どれも、自由に手にとって覗くことができる。

カレイドスコープの魅力とは一体なんだろう??

言葉にするのは本当に難しい。

ファンタジックであり、科学的でもあり。

大きなものではないのに(中には大きなものもあるけれど)、無限の世界を秘めていて、だけれど、デジタルではなくて、アナログ。

次々にカレイドスコープを手にとって夢中で覗きながら、なぜか私の脳裏には、宮沢賢治の世界が浮んでいた。

宮沢賢治の世界の魅力と、カレイドスコープの魅力は、根底のところでとても似ているように思えた。

・・・・・・やっぱりうまく言葉にできないなあ。

本格的なカレイドスコープをご覧になったことのない方には、このお店に行ってみてください!としか言いようがない。

様々なカレイドスコープに触れたいのなら、このお店は日本ではおそらく最良のお店ではないかと思います。

すっかり時を忘れ、驚くほど長い時間をその店で過ごし、マイちゃんは、アメリカの夫婦の作家ものの気に入った小型のカレイドスコープを購入し、それから、友人の個展のオープニングパーティーをのぞくために、青山へ。

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美術大学でテキスタイルデザインを学んだ友人の初個展。

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悩むこともあるだろうのだろうけれど、周囲の人々への感謝の心を忘れず、いろいろな人の言葉をすなおな気持ちで受けとめ、いつも笑顔を忘れない、彼女のキャラクターそのものの、ハッピーなコレクションだった。

彼女のテキスタイルを使って、いつか、Hongou's Factoryの洋服を作りたいな・・・・・・。

出会ったときは、彼女はまだ学生だったし、私もまだ、Hongou's Factoryを発進させていなくて、文字通り、全てが五里霧中だった。

表現をすることや、ものを作ることをなりわいとしている数多くの友人たち。その一人一人が自分のポリシーを貫き、スキルを磨いて、焦らず騒がず腐らず精進して、いつの日か、それぞれが育て上げた力を持ち寄って、すばらしい何かを作り上げることができたら、本当に幸せだな・・・・・・。

マイちゃんとゆっくり食事をし、別れてからの一人の帰り道、そんな想いを静かにかみしめた。

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「amulet」と「くりくり展」

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来年の企画の打ち合わせのため、神保町にある「amulet」へ。

http://www.mecha.co.jp/amulet/index.html

「amulet」は、手づくりをテーマにした可愛らしい本「くりくり」の編集室の、ショップ&ギャラリー。

一階がカフェで、二階がギャラリーショップスペース。

どちらも、白壁に、素朴な木肌のフロアーと家具の、気持ちがほっこりとする、優しい空間。

二階のギャラリースペースでは、「くりくり」読者の方たちの展覧会、「くりくり展♯4」のまっさいちゅうでした。

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所狭しと並べられた、愛情込めて作られた、手作りの品々。

ブローチ、人形、針山、名刺入れ・・・・・・。

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「HAPPY ROAD」というブランドの、パッケージもキュートなゴムはんこたち。

こうやってみると、まるでパリのお菓子屋さんに並べられたチョコレートみたい!

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最近、ふくろうのモチーフが、妙に気になる・・・・・・。

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ここにも、ふくろうが。

アンティークかな・・・・・・?貫禄がある。

大きな目で、会場の様子を見守っていました。

「amulet」にお邪魔すると、ついついなにかしらお買い物をしてしまう。

今回は、「HAPPY ROAD」さんのハンコと(レトロなワンピース姿の女の子の模様。後姿というところがツボ!)、フジタ イクヨさんという方の、ポストカード(蝶とテリアがなんとなく視線を合わせているような構図。「ちょっとした知り合い」というタイトルが秀逸!)を連れて帰った。

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ここ数日で、ぐんと涼しくなり、夜の空気がしっとりと秋深まってきた。

製作にはもってこいの季節だ。

私も、製作にはげもう。

冬に備えて、あたかかく優しい服たちを、せっせと作ろう。

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童話の森でピクニック

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代官山のセレクトショップBRIQUEのオーナーのユリさんと、埼玉県飯能市の「あけぼの子供の森公園」に撮影を兼ねてピクニックに出かけた。

この公園は豊かな自然林の中に作られていて、緑麗しい木々の茂る林や森、小川、池、丘などの豊かな土地をうまく利用して、ムーミン童話の世界が作られている。

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林の中に大きな荷物をおいて、写真を撮ったり、のんびりお散歩をしたり。

 

下の写真で私が着用しているものは、小物まで全て、BRIQUEの秋冬商品。

白いスカートは、Homgou's Factoryの新作のひとつ。

鳥かごや、花のリース、小人など、乙女心を刺激するパステルカラーのモチーフがプリントされた生地を、たっぷり使用したギャザースカート。

レギンスやロングブーツと相性よし。

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次の写真の大胆な柄のジャケットは、他のデザイナーさんの新作で、アンティークのカーテンを使用して作られたもの。

丸みのあるシルエットがユニークで、クラシカルにもカジュアルにも着こなせそう。

ジャケットの下に身につけているのは、Hongou's Factoryの新作ワンピース。

リネンと、抽象的な果物柄がプリントされた麻混紡のウールを組み合わせた、素朴かつ大人っぽいノースリーブのワンピースで、展示会でも人気だったもの。

このように上にジャケットやカーディガンをはおってスカート風に着たり、インナーにタートルニットを着て、ワンピ感を満喫したり、春夏には、インナーをキャミソールにして、ドレス風に着こなしたり・・・・・・着こなしの楽しみ色々、一年を通して着ることができる。

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街中にだけではなく、こういう美しい自然の中で着ても、風景になじむような、優しくて、味のある風合いの服を作っていきたい。

今期のHongou's Factoryのデザインテーマは、「白雪姫」の世界。

『美しく、品のある少女が、美しい森の中で、毎日の生活をいとおしみながら、ていねいに暮らしている』イメージをもとに、素朴で、かつフェミニンなスタイルを提案している。

そのイメージの背景に、まさしくぴったりな、本当に美しい公園でした。

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公園だけでなく、飯能という土地自体に、気持ちのよいエネルギーを感じた。

ゆったりと川が流れていて、美しい山並みが目前に見られて。

私もユリさんも、午後からは都内で仕事だったため、飯能で過ごしたのは、午前中の数時間だけだったけれど、心も身体も、伸び伸び、深々と深呼吸をして、大満足して帰った。

今度は、みんなでお弁当持って、ピクニックがてら遊びに行こう!と計画中。

楽しみ、楽しみ。

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小さなパンケーキ

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甘いものが好きな友人への誕生日プレゼントに、お菓子を焼いた。

ティーカップソーサーに並べられるくらいの、硬めに焼いた、クッキー感覚の、小さな小さなパンケーキ。

くまの形のものは耳の部分が膨らみすぎて、なんの形なのか、解りづらい・・・・・・。

でもそれも、手づくりならではの味わい・・・・・・かな!?

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江ノ島マニア

先週末、江ノ島に行った。

江ノ島は昔から大好きな場所で、私の定番の休日スポットだ。

季節を問わず、年に何度となく出かけている。

今回は、去り行く夏を惜しむための小旅行。

神社で参拝をすませたあとは、迷わず島の頂上目指して進み、「江ノ島亭」で、お昼ご飯。

本当はこのお店の、奥の、座敷タイプのテラス席がお気に入りなのだけれど(この席で潮風にさらされながら、だらだらビールを飲むのは本当に格別です!)、混雑のため、空席なし。

なのでやむなく窓辺のテーブル席へ。

しかし、こちらのお席も絶景にはかわりなし!しらすのかきあげ丼とビール。至福のひととき。

Dsc05217 腹ごしらえをしたあとは、島の裏側の岩場に向かい、とことこと山道を歩く。

岩場にできた大きな潮溜まりが、鏡のように空の色を映すため、その日の天気によって、この場所は大きくその印象を変える。

この日は、夕刻近くになって、空には雲が多くなり、その合間から幾筋も俗に『天使の梯子』と言われる太陽光の筋が海に降り注いでいた。

幻想的な雰囲気の中、ヨットが行き過ぎたり、すごい速さでカヌーが横切って行ったり。

空と海のスペクタクルとともに、みんな、岩場に思い思いに腰掛けながら、その様子を眺める。

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岩場から引き上げ、「魚見亭」で落日を眺めながらのコーヒーブレイク。

江ノ島でコーヒーやカキ氷を楽しむのならこの店の、カウンター式のテラス席と決めています。

木製のカウンターがくの字型に海に面してしつらえてあり、文字通り海に向かい合って、お茶や甘いものを楽しむことができる。

個人的には、食事向きというより、お茶や軽くお酒を楽しむのに向いている席だと思う。

一人でゆっくりと過ごすのにも最適。

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猫だらけの江ノ島。交番を守っていたパトカー色の猫。

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江ノ島を充分に堪能し、日もとっぷり暮れた中、江ノ電に揺られて七里ガ浜へ。

知人から「美味しいよ」と教えていただいた有名店「珊瑚礁」で夕食。

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外にはかがり火が焚かれ、店の前にはシュロのような南国の木々が植えられ、健康的に日焼けした、パレオ姿の美しい女性達がエレガントにお給仕をしてくれて、周囲とは別世界のようなリラックスした南国ムード。(周囲は、非常に閑静な高級住宅街なのです。)

とてもクリーミーで、かつスパイスの薫り高いカレーを堪能。

江ノ島や鎌倉は、遠いように感じるけれど、実のところ、都心から半日で出かけられて、充分楽しんで帰ってこられる場所。

忙しくても、疲れていても、ちょこちょこ都心でウィンドーショッピングをするくらいの時間があったなら、思い切って自然の中に出かけてしまったほうが、ずっとリフレッシュできる気がする。

秋が深まったら、今度は鎌倉散策とセットでまた江ノ島に出かけたい。

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今回の旅のお土産。

江ノ島の参道のべたな土産物屋でほこりをかぶっていた、貝できた犬(なんだろうか・・・?)の置物と、ガラス細工の店で選んだ椰子の木のピアス。

来年の夏は、このピアスをつけて江ノ島に遊びに行こう。

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にじ画廊07秋冬展示会

Photo 来週の火曜日(9月4日)まで、吉祥寺のにじ画廊(http://www12.ocn.ne.jp/~niji)

で行われている、代官山のセレクトショップBRIQUE(http://brique.jp)主催の合同展示会に参加しています。

この展示会は、年に二回行われているもので、私は今回が三回目の参加です。

お客様と実際に対面して、様々なご意見をいただける貴重な場であり、他のクリエイターの方たちと交流し、刺激をもらえる場でもあり、私自身、毎回、とても楽しみにしている展示会です。

今回は、14人のアーティストが参加。アクセサリー、洋服、バック、靴、帽子、ニット、雑貨など、製作しているものは様々ですが、手づくりのぬくもりがいっぱいの来る秋冬にぴったりのアイテムがたくさんそろっています。

夜聞こえる音が、セミの声から虫の声に変り、朝窓を開けて感じる風も、すっかり涼しくなってきたこのごろ。

ウールの洋服や、手編みのストール、こっくりした秋色のアクセサリーが恋しい季節も、すぐそこです。

秋支度をしに、ぜひにじ画廊に遊びに来てください。

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