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2011年3月

週末のこと

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家のすぐ脇のちいさな空き地に植えられた一本のハクモクレン。

この花が咲くのを見るのが、毎年、春最初のお楽しみ。

この写真は先週撮ったもので、もうだいぶ散ってしまっているんだけれど・・・・・・

咲き始めの、このポクポクとした感じが、白くてふわふわやわらかな小鳥がたくさん枝にとまっているようで、なんとも可愛らしくて・・・・・・。

ご近所のお庭の花や木々の芽吹きに気がついたときだとか、

電車で向かいの席に乗り合わせた、金髪にサングラス、鉄壁のロックファッションでキメたお姉さんが、隣りに座る朴訥としたおかあさんが抱く首がすわったばかりのちいちゃな赤ちゃんに、とっても優しい顔で話しかけているのを見たときだとか、

大戸屋で隣りの席にいたスレンダーな今時の若い娘さんが、定食のほかにも何品か単品をおかずを頼み、それをテーブルにずらりと並べ、見惚れるような食べっぷりで平たいらげていくのに出会ったときだとか・・・・・・・・・、

街で出会う、ふとしたシーンに、気持ちがすごく和んだり、元気をもらったりすることが、最近、とても多い。

正直、地震以来、毎晩、地震に関連した夢を見るし・・・・・・、無意識の部分で心の緊張状態が続いているのだと思うけれど・・・・・・、それでも毎日世界と接していると、その緊張がほっとゆるまる瞬間がたくさんある。

縮こまってはいられない。

*****   *****   *****   *****

先週の週末は、「久し振り!」な出会い満載の週末でした。

土曜日は、専門学校時代の同級生で、夫の親友の一人であるワタヤくんが中国から半年ぶりの突然の帰国!ということで、同じく同級生だったコダイラさんも誘って我が家で夜ご飯。

夫がキムチ鍋を作ってくれました。

群馬のエミちゃんも、仕事後駆けつけてくれる予定だったけれど、快速電車が運休中ということで、今回は無念の不参加・・・・・・。

地震当時、ワタヤくんは東南アジアをパックパック背負って旅している最中だったそうで、地元の人に、「あんた日本人だろ!?日本、たいへんなことになってるぞ!!」と言われて初めて地震のニュースを知ったそう。

私たちから、地震当時の東京の様子を聞かされて、目を丸くしていました。

鍋を囲んでああだこうだ言っていると、こんなときでもちゃんと笑うことが出来る。友達って偉大。

発泡酒二本飲んでコテンと眠ってしまったワタヤくんはこの日は我が家に宿泊。

翌日日曜日は、お昼に私の両親と新宿で待ち合わせをして、京王プラザホテルで行われていた、いけばなの展覧会へ。

東京ドームで働いていた頃に知り合ったKさんが、お花を出品していて、毎年招待してくださるこのイベント。

いろいろな流派のお花が一同に堪能できるので、いつもとても楽しみ!

いけばなをじっくり見るのが初めてだった夫も、たいそう興味深そうに時間をかけて眺めていました。

地震を受けて、主催者の方たちも、開催するかどうかだいぶ悩まれたそうですが・・・・・・開催してくださって、本当によかった。お花の美しさは、こういうときほど人を勇気付けてくれるものだと思う!

びっくりしたことに、会場でばったり、小学校中学校時代の同窓生に会いました。2年前の同窓会以来の再会!従姉妹さんが出品されているそうで、彼女も毎年会場に足を運んでいるとのこと。

そして、すごくすごくうれしかったのが、同じくKさんに招待されて会場にやってきていた、ドームバイト時代の私の直属の上司だった、大好きなNさんと、数年ぶりに会えたこと!

上司、とは言え、歳が近かったこともあり、毎日たくさんいろんな話をして、ときには飲みにいってガールズトークをしたり・・・・・・と仲良くさせていただいていたNさん。

ちょうど同じ時期に私もNさんも結婚をしたのですが・・・・・・、Nさんは1歳ちょっとになる可愛らしい娘さんを連れて来ていました ^^* ママになってたんだ!!

Nさんの顔を見たら、ドームで働いていた頃の楽しかったこと、次々に思い出して・・・・・・(大変だったこともたくさんたくさんあったけれど・・・・・・)

今現在、使用のめどがたっていない東京ドーム。本当にたくさんの電力を使う施設なので、今の状況だとそれは仕方のないことなのだけれど・・・・・・

東京ドームでは、毎日働いていても把握できないほどの大勢のスタッフが働いていて・・・・・・、そのうちの決して少なくはない人々が、ドーム、および味の素スタジアム、武道館、埼玉スーパーアリーナなどの、イベント会場での仕事のみによって生計を立てていることを知っているので・・・・・・それらの施設でのイベントがのきなみ中止になっている今、彼らがどうしているだろうかと思うと・・・・・・・・・。

地震後、私の両親の顔を見たのはこの日がはじめて。とりあえず元気そうだったのでほっとしました。

いろいろな人と会って、思っていることを話すなかで、少しづつ少しづつ気持ちを整理していけている気もする。

とにかく焦りは禁物だな。焦ると、本来自分にできることすらできなくなっちゃうからな。

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巡り来る春

さかなクンが、被災地の漁業組合支援のための街頭募金活動を行っている姿をニュースで見た。

まだ10代だった彼が、テレビチャンピオンの魚王選手権で連覇を果たすのを見守ってきましたが、好きなことを貫いて、身を立てて、自分の道と世界に愛情と情熱をもってまい進する彼は素敵な人だと思う。

生活、住宅、医療、教育、農業、漁業、農業・・・・・・ありとあらゆるものに支援が必要な今、お金はいくら集まっても足りることはないだろう。

義援金の割り振りにも、優先順位があり、支援がなかなか行き届かない地域や業種も出てくるだろう。

そんな中では、集まる金額の大小に関わらず、さかなクンたちが、これからの漁業のためにと集めたお金は、海とともに生きて、私たちの食卓においしい魚を届けてくれていた漁師さんたちを励ましてくれるだろう。

彼らから多くのものを奪った海。だけれど今まで彼らに、そして私たちに、多くの恵を与えてくれていた海。

彼らがまた海へ漕ぎ出す勇気を持ってくれるというなら、彼らが獲ってきてくれる魚を、感謝して食べたい。

*****   *****   *****   *****

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先週は、東京大学の駒場キャンパス内で、すっかり春の恒例行事となったイベントのお手伝いのバイトをしていました。

日本酒の審査会と試飲会のアシスタント。

ご縁あって、数年前から年に2、3回、会が開催されるたびに、お手伝いをさせて頂いてきました。

今回の審査会用のお酒の到着指定日は、ちょうど地震の前後だったそうで、東北から送られたお酒に関しては、発送はされたものの、運送会社のトラックごと、倉庫ごと、行方不明になってしまったものも多かったそうです・・・・・・。

被災された蔵元さんもありました。

審査会のたびにおいしいお酒を何本も出展されていて、日本酒にうとい私にとってすらすっかりおなじみになった酒蔵さんのお酒が、軒並み欠品になって空いているテーブルの上を見るのが辛かった。

試飲会では被災地の蔵元さんへの義援金が集められ、私もわずかばかりながら、協力させて頂きました。

試飲会にいらした、おいしい日本酒が売りの飲食店経営者のお客様たちの間では、被災酒蔵さんたちへの本格的な支援の準備も進められているとのこと。

お米とお水からできるお酒は、農産物と同じように、自然の恵み。

原発問題で、土壌とお水の安全性が不安視される今、さらなる深刻な打撃が予想されるのは、農業や漁業と同様に、お酒の世界にもいえること。

でも、生活必需品とはいえないお酒・・・・・・酒造関係には、農業や漁業以上に、国からの補償などが行き届かないそう。

おいしい日本酒は、日本のハレの日には欠かせないもの。大切な日本文化の一つ。時に労働や人生の疲れを癒してくれ、寒さに凍える身体を楽しく温めてくれる偉大な飲み物。

「俺、日本酒業界のためならたくさん募金してもいいな!」

酒豪のうちの父が元気に言っておりました。

お魚、お野菜、乳製品、納豆、お酒・・・・・・大好きないろいろなもの・・・・・・電気、水道、ガス・・・・・・当たり前に使ってきたいろいろなもの・・・・・・今まで生活を取り巻いてきた様々なもののバックグラウンドを考える。

焦っても一度にたくさんのことはできなくても、長く根気良くできることを探していけたら。

都内で桜の開花宣言がされました。

東大キャンパス内の桜も、一輪二輪とぽつぽつ開いていました。

ソメイヨシノの木の隣りで先駆けて、濃いピンクのお花は満開に・・・・・・。

何があっても季節は巡っていく。

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「RICOとHANNAHのプラスティックなアクセサリーと雑貨」展

今日は神保町のAMULETにサンプルのチェックをして頂きに行ってきました。

地震時には棚が落ちたり倒れたり、ずいぶんたくさんのものが壊れてしまって大変だったのことですが、今はいつもどおりの落ち着きを取り戻していてほっとしました。

1階では、素敵なイベントが開催中・・・・・・。

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シスター社のRICOさんとHANNAHさんの、「プラスティックなアクセサリーと雑貨」展。

目に眩く楽しいアクセサリーがたくさん、たくさん!!

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酋長の顔がどどんと付いた中央のネックレス・・・・・・付ける勇気があと一歩湧かず、手に入れられなかったけれど、すごく好きな世界観 ^^*

右のオウムのブローチ・・・・・・オウムの背景の下地になっているレース地は、忌野清志朗さんのステージ衣装の残り生地だそう・・・・・・。

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つけていると、道行く人々に振り返られるような、友達に自慢したくなっちゃうような・・・・・・個性的でインパクト大の素敵なアクセサリーばかり・・・・・・♪♪

この企画展示は、地震発生の前から開催が決まっていたそうですが、地震をうけて、売り上げの全額(!!)を義援金として送られるそうです。

心を込めて一つづつ作られたものを介してのチャリティ。それによって集まるお金は、ただの「お金」ではなく、とてもあたたかで、大きなエネルギーのこもった、「強いお金」なんじゃないかと思います。

私も、あれこれ楽しく散々迷った末に、着けているととってもハッピーな気分になれる大ぶりのフラワーリングを頂きました(写真を取り込みそびれてしまったので、また後日ご紹介します ^^)。大切に着けたいと思います♪

このイベントは、明日まで(12時~20時まで)開催されています。

AMULETは5月に西荻窪に移転予定・・・・・・この企画展が、神保町AMULETの最後の企画展だそうです。

明日のご予定が未定の方・・・・・・、愛情こめて作られた素敵なアクセサリーと、お二人のあたたかい心に出会いに、ぜひおでかけください♪

(スカーフを被って来場されると、うれしい特典があるそうです ^^*)

AMULET (http;//amulet.ocnk.net/)

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春よ来い来い

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去年の年末、mainちゃんが企画してくれたクリスマスパーティーのプレゼント交換用のアイテムを探していたとき、なんでも鑑定団の鑑定士としておなじみの北原さんの経営する、一年中クリスマス用品を販売しているショップで、ひとめぼれしたウッドオーナメントたち・・・・・・。

プレゼント用に購入し・・・・・・自宅用にも欲しくなってしまって、同じものを購入。

居間の壁を、冬の間中、飾っていてくれました。

地震後、割れたガラスを片付けたり、ひっくりかえった植木鉢からちらばった土くれなどを掃除しているときに、このオーナメントたちも壁からはずして、「また次の冬に会おう」と、押入れにしまいました。

もう、春が来るから、と思って。

早く春が来て欲しいと思って。

大好きなハクモクレンの花も咲き始めたし、様々な木々のやわらかな芽吹きも見られるようになってきたけれど、まだまだ空気が冷たくて、実感として春の訪れが感じられない。

被災地では氷点下まで気温が下がっているところもあるって・・・・・・

どこで寄り道しているの?

日本の春さん!

みんなでまちわびているよ。

早くやっておいで~!!

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「淑女達の地中海バカンス」

先週の月曜日に、京都の「OVAL」さま(に、春夏シーズンはじめての納品をしました。

スカート一着とワンピース一着。.

( OVAL http://www.dockeryfarm.co.jp/tenpo/oval.html )

地震発生の11日時点で、ほとんど出来上がっていて、付属作りや仕上げ作業を残すばかりでした。

地震後数日間の精神的な混乱の中で、残りを仕上げることは、自分の気持ちを立て直してくれる大きなきっかけになってくれました。

忘れられないスタートを切ったHongou’s Factoryの、2011春夏のテーマは、「淑女達の地中海バカンス」。

少女の頃から大好きで、多大な影響を受けてきた、イギリスの名作ドラマシリーズ、「名探偵ポアロ」の世界観・・・・・・そのなかでも、エキゾチックな背景と、ドラマチックなストーリー、そして個性的な登場人物たちが魅力的で、何度も繰り返し観て来た、エジプトや、ギリシャといった地中海に面した国々を舞台にした幾作品をイメージソースに展開するコレクション。

遺跡多く眠り、荒削りな自然あふれるエジプトやギリシャのロマンティックかつワイルドな魅力、作品に登場する美しくミステリアスな、あるいはキュートで個性的な、女性たちの魅力、作品全体を貫く、クラシカルで華麗な魅力・・・・・・

たくさんの「素敵」を溶け合わせて、華やかでドラマティックでロマンティックな・・・・・・、そしてHongou’s Factoryらしい遊び心を加えたドレスたちを、今シーズンも、ゆっくりと大切に作って行きたいと思っています。

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砂漠の中のオアシスをイメージしたスカート。

眩いグリーンのコットンリネン。裾に三つ編みディティールとボックスプリーツをあしらった遊びあるデザインですが、シルエットがすっきりとしているので、白シャツやUネックカットソー、ネイビーのジャケットなどの大人アイテムとも相性がよいです。

明るい色のプリントブラウスを合わせて思いっきり元気良く・・・・・・ヴィンテージのレーストップスに幅広のブリムの麦藁帽などでクラシカルにまとめるのも・・・・・・♪

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付属のサッシュベルトは、ヴィンテージのスカーフで仕立てました。ぽんぽん付いたお花レースがアクセント・・・・・・。

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そして、Hongou’s Factoryの新シーズンはこれから始めないことには始まらない!

『ガーデン』型の『ナイトリバー』。

黒々した水面に月光揺らめき、花の香り漂う、ロマンティックな夜のナイル川をイメージした一着。

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墨色が上品なリネンと、ゴールドレースのコンビネーションが大人っぽいムード。

夏に着るブラックはエレガントだけれど、真っ黒だとちょっと重たいムードになってしまい、難易度の高い着こなし・・・・・・このワンピースに使用しているリネンは黒より涼やかさのある墨色なので、夏場に楽しんでいただくブラックにぴったり。

ストロー素材のクラッチバッグや、ウッドソールのサンダルなど、季節感ある小物と合わせて様々に楽しんでいただけたら・・・・・・(^^*

カーディガンやジャケットと重ねたり、インにタートルニットをいれたりすれば、一年中だって着られるお役立ちな一枚です。

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付属のブローチは、大ぶりで存在感たっぷり!

スカーフを留めるピン代わりにしたり、バッグにつけてポイントにしたり、使い方いろいろ・・・・・・。

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ミシンを踏める日々に感謝して、進んでいきたい。

悼む心と同様に・・・・・・、今、きれいなものに心をときめかすことや、楽しい!と思う気持ちが、とっても必要なんじゃないかと思います。

今一番大変で、一番深い傷とこれから戦っていかなくてはならないのは、言うまでもなく被災された方々ですが、この先、たくさん頑張らなくてはいけないのは、「日本中のみんな」だと思うから。

頑張る力をフル回転させるためにも、心にいっぱいいっぱいエネルギーを注ぐ!!

着てくださる方や、見てくださる方に、ハッピーな気持ちになってもらえる服や作品を作りたい。作ることを、私自身、めいっぱい楽しみたい。

楽しいことを、たくさんたくさん考えていたい。

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お彼岸

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お彼岸のティータイム・・・・・・

*****   *****   *****   *****

昨日は、お仏壇にお供えするお花を携えて、夫の実家に遊びに行きました。

いつもは児玉家のお仏壇の前で手を合わせるときは、生前お会いすることはできなかったおじいちゃんおばあちゃんたちに、(ふつつかな嫁ですみません!!ほんといろいろすみません!!)とひたすらもろもろ謝ったり言い訳したりしている私ですが、今回は少し違う、静かな心持ちで、いつもより長くお参りをしました。

児玉のおとうさん、おかあさん、シンヤくんに会うのは、地震後はじめて。

メールなどでは連絡を取っていたけれど、やはり元気な顔をじかに見ると安心する。

地震で延びていたおかあさんのお誕生祝いを兼ねたみんなで一緒の晩ご飯。

お誕生日プレゼント・・・・・・ということで、なんと普段は滅多に料理をしない、料理に関してはビギナーの夫がシェフを買って出ました!!

前日からネットでレシピサイトをのぞいて献立を考えたり、作り方や材料をノートに書き出したり・・・・・・普段よりおいしいお肉を使いたいと、デパートの食料品売り場まで買い出しに行ったり・・・・・・料理を出す順番や手順を何度もシュミレーションしたり・・・・・・その頑張りの、ほほえましいこと!

菜の花のナムルや、きびを使った凝った手づくりドレッシングがおいしい春野菜のサラダ、トマトソースパスタに、鶏肉のソテー・・・・・・

努力のかいがあって、家族一同の視線を受けながら、夫は見事なディナーを作り遂げました。(私もアシスタントとして少しだけお手伝い・・・・・・。)

何より、おかあさんは、夫が自分のために台所に立って奮闘してくれたことがとってもうれしかったみたい。

不器用ながら一生懸命作業する夫に触発されたのか、普段は決して台所に立たない弟のシンヤくんまでも、パンをスライスするのを自分から手を上げて手伝ったり、洗い物をする一幕もあって・・・・・・、遊びに来ていて一緒にご飯を食べたシンヤくんの彼女ちゃんも、目を丸くしていました。そして、台所での息子達の超貴重なツーショットをものにしようと、居間から盗撮にいそしむ、おとうさんとおかあさん・・・・・・。

こういう休日の、かけがえのなさ。

ただ、一緒にいて、ご飯食べて、笑いあえることの幸福の重み。

*****   *****   *****   *****

明けて今朝・・・・・・おとうさんが、「昨日はごちそうさま!ありがとう!」と言って、おかあさんお手製のたくさんのぼた餅と、野沢菜を持って来てくれました。

夫が出かけている間の一人時間のおやつに、さっそくむしゃむしゃ・・・・・・。

優しい味がする。

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「命あることを喜ぼう!」

地震発生から一週間が経ちました。

長い長い一週間でした。

原発の最前線で、文字通り命がけで、被害を食い止めようと戦ってくださっている方々・・・・・・

「感謝」とか、「尊敬」とか・・・・・・そういう言葉ではとてもとても表現し切れない気持ちです。

数多くの被災地で、自分も被災者でありながら、不眠不休で働いているお医者さんや看護師さんたち、ボランティアの方たち、

持病を持ったお年寄り達、妊婦さんたち、生まれたばかりの赤ちゃんたち・・・・・・

一人一人が、最悪の環境の中で、自分の全部の力を使って戦っている。

身体と心の限界ラインの上を綱渡りしながら、一秒一秒を送っている人たちがたくさんいることだけはわかっているのに、できることが少なさ過ぎる・・・・・・!

地震発生直後、余震への恐れと、原発の被害拡大で東京でも自宅退避しなくてはならなくなったら?・・・という恐怖で、日頃食べないお菓子や、普段はそれほど頻繁には食べないシリアルを二袋買ったり、いつもは一袋食べきり終わってから買っているお蕎麦やそうめんを三袋づつ買ったりしてしまいました。

今、とても恥ずかしい気持ちです。

災害時の備蓄は各家庭しっかりしておくことが大事だと思うので、必要最低限の非常食を整えておくことはやはり必要だとは思います。

今回買った食糧も、夫と一緒に作った災害時の持ち出し袋にしまいました。

でも、今、この瞬間に、生きるか死ぬかの日々を送っている・・・・・・様々な恐怖や悲しみを抱えながらも、心を強く持って暮らしている人たちがたくさんいるなかで、まだ起きていない被害に必要以上に怯えてしまった自分の弱さが、本当に恥ずかしいです。

しっかりしなきゃ!!と思うものの、再び心が折れ・・・・・・、こんなことじゃだめだ!!と思っては、やはり気力を奮い起こすことができず・・・・・・、泣いてたってしょうがないじゃない!!と思うのに、涙がこぼれ・・・・・・

そんな繰り返しで過ぎた一週間でしたが、今度こそ、しゃんとしよう!!

泣いてもいいから、そのぶん笑う!笑って自分の日常を精一杯暮らす。

朝、来週の仕事の打ち合わせの電話をしました。この地震で、中止になるかも・・・・・・とも思っていたイベントですが、規模を少々縮小して実施するとのこと。ならばイベント中は毎日てきぱき頑張ろう。

地震以来手をつけられずにいた次号「くりくり」用の小物の製作にも、今日から取り掛かろう。

節電節水、引き続きしっかり!

(うちはもともとめったに車を使わない家だけれど)できるだけ徒歩移動!

そして・・・・・・

ある避難所で、中学生達がポスターカラーで紙に描いた鮮やかな言葉・・・・・・

「命あることを喜ぼう!」

ほんと、そうだよね・・・・・・(T T)毎日を、喜んで生きよう!

まずは、そこから・・・・・・。

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今の気持ち

3月11日のそのとき、私は近所のファミレスで、長年英語を教えてくれているビクトリアと向かい合ってレッスンをしているところでした。

かつてない経験したことのない揺れ!!

窓の外を見ると電信柱がぐらぐらと揺れています。

一瞬、「これはもうだめかも・・・」という考えがよぎり、次の瞬間、家族の顔が目に浮び、「いや、こんなところで死ねるか!!」と、夢中でテーブルの下に潜り込みました。

ビクトリアは、しきりに十字をきって、神様に祈りを捧げていました。

家に帰ると、室内はまさに嵐が通り過ぎた後のよう・・・・・・

窓辺に置いていた物、棚の上に並べていたものが軒並み床に落ち、割れたフォトフレームのガラスの破片や、植木の土があたりに散乱し、閉めていた押入れやクローゼットの扉は全て全開、作業机の上の重たい工業用ミシンや台の上のテレビまでが、大きくずれて、もう少しで落ちそうになっていました。

古い木造の二階にある我が家は、コンクリート建てのファミレスよりずっと揺れた模様・・・・・・。

家にいなくてよかった・・・・・・一人で家にいたら、パニックになっていたかも・・・・・・。

幸い、家族とはほどなく連絡が取れ、一同の無事が確認できました。

夫は職場から、3時間かけて歩いて帰ってきました。

茨城の奥さんと愛娘ちゃんのところに帰りたいと、家に通じる筑波エクスプレスの運行が再開することに一縷の望みをかけてエクスプレス始発駅の秋葉原を目指して歩いてきたものの、そこで身動きがとれなくなった、夫の同僚であり、私たちの専門学校時代の同級生でもあるTくんが、この夜は我が家に泊まりました。

こういう時は、少しでも多い人数で一緒にいたほうが心強いので、Tくんの来訪は、私たちにとってもありがたかったです。

(Tくんの茨城のおうちは停電・・・・・・奥さんと幼い娘さんは、お隣の奥さんの実家に泊めさせていただいたそうです。)

ひっきりなしに続く余震のたびに目をさまし、眠れぬ一夜を過ごしました。

そして・・・・・・

テレビから流れてくる、被災地のようす・・・・・・

とても現実だとは思えない光景・・・・・・

私がここで泣いてたってなんの役にも立たないのに、テレビを見ていると自分でも気がつかないうちに勝手に涙がこぼれていたり、息が苦しくなったり・・・・・・

だけれど、本当にそんなこと言ってられない。

今、そんなことを言ってめそめそしている時じゃない。

まず自分がしっかりしなくちゃ!!

今はまだ募金や節電くらいしかできることがないけれど、もう少し時が経つにつれて、自分にもできることが増えてくると思う。

そのときに自分に元気がなければ、動くことができない。

絶望的なニュースが次々に飛び込んでくるけれど、希望もまだある!

海を流されているところを救助された、なんて奇跡的なことだって!

今は、悲しい報告に泣くよりも、希望の可能性を信じて祈りながら、まずは自分の毎日を、今まで以上に感謝しながら、丁寧に過ごそうと思います。

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イギリス旅行7日目~カッスル・クーム~

しばし続いた歯医者さん通い・・・・・・最終日、待合室で、ちょっと変わった男の人と居合わせました。

ソファーにだらりとのけぞって座り、うつろな目で虚空を見つめ、くぐもった声でなにやらぶつぶつ呟いています。

と・・・・・・

「今日の晩ご飯のおかずは何?」

ふいに、くっきりはっきりとした声で、彼が問うてきました。

待合室には、彼と私の二人きり・・・・・・え・・・・・・私に訊いてる???

ちらりと彼の顔を見ると・・・・・・やはり目はぼんやりと宙を見ていて、またぷつぷつ独り言を言っている。私への質問という訳ではなかったみたい。

もう少しで答えちゃいそうだった私。

今夜のご飯は、鮭とお野菜のホイル焼き!

・・・・・・でも、家に帰ったら、アルミホイル切らしていたことを思い出して・・・・・・仕方がないから鮭のムニエルにしようと思ったんだけれど、それもなんだか面倒になってきちゃって・・・・・・

結局、ただの焼き鮭にしたんだ・・・・・・。

残念な主婦だよね・・・・・・。

*****   *****   *****   *****

年内にはイギリス旅行記を全部アップする!と意気込んでいたのが昨年末・・・・・・(そもそも昨年5月に行った旅行の記録を年末にしようとしている時点で遅すぎる!)。

気がついたら未完のまま年を越していて・・・・・・。

今度は、てっちゃんご夫妻がイギリスに新婚旅行に行く前までに仕上げるっ!って張り切っていたのに、いつの間にやらお土産にマグネットとチョコレートを買って来てくれて二人は帰国・・・・・・。

このままだと、ぐるり一年が経って、イギリスに旅行した5月が巡ってきてしまう!!

いくら基本残念女子の私とはいえ、それではあんまりにあんまりだ!!

桜が咲く前に、絶対にっ、完成させる!!

・・・・・・ということで、久々のイギリス旅行記、7日目の始まりです ^^。

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イギリス旅行7日目。

この日は2連泊したグロスターを離れ、いよいよ最終宿泊地のロンドンに向かいます。

朝一でロンドンに直行して、マーケット巡りでもしようか~・・・とも言いつつも、美しいカントリーサイドからどうも離れがたい想いの私たち・・・・・・

結局、コッツウォルズ地方の人気の村の一つ、カッスル・クームを散策して、夕方ロンドンに向かうことに決めました。

チッペナムという駅からカッスル・クーム行きのバスが出ているのだけれど、チェッペナムに、荷物を預かってもらえるところがあるかどうかの情報が、グロスターでは入手することができず、・・・・・・大事をとって、ちょっと効率は悪いけれども、グロスターの宿にトランクを預けて出かけ、カッスル・クーム観光後、一度トランクを取りに戻ってくることに。(行ってみた感想としては、チッペナム駅前のホテルか、カッスル・クームのパブで、少しチップを出せば、預かってくれそうな気もしました)

グロスター駅前のお菓子屋さんで、キャンディーなどを買い込んでから、列車に乗って出発!

スウィンドン駅で乗り換えて、チェッペナム着。

バスの時刻表を見ると、次のバスまではかなり時間がある・・・・・・ということで、駅からカッスル・クームまでは、この旅初めてのタクシーを利用。

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カッスル・クームは、可愛らしい家が立ち並ぶ、森に囲まれた村。

とっても小さな村で、メインストリートに建つと、村の端から端までが、ほぼ見渡せちゃうほど!

そんな村の教会は、素朴で愛らしい教会でした。

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礼拝時、膝を着くとき用のクッションのカバーたちが、可愛らしくて・・・・・・

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多分、みんな手編みだと思うんだ・・・・・・あったかい魅力 ^^

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華麗で荘厳な教会も素敵だけれど、こんな素朴な教会が大好き。

静かな時間が流れていて・・・・・・自分の心のなかの大切なものに想いを馳せられる、贅沢な時間。

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教会を囲む墓地から眺めた村の家並み。

この日は今回のイギリス旅行で初めての曇天。でも、この薄曇りの天気が古めかしい村のムードになんとも合うのです。

魔法使いたちが暮らす不思議な村に迷い込んでしまったみたい・・・・・・。

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おうちに這い伸びた草木が、新しい屋根のラインを作っている ^^

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同じところを撮ったmainちゃんの写真。

一緒の場所を旅していても、景色を眺めるアングルは違う。

誰かと一緒に旅をすると、相手の眼を通すことで、自分の眼だけでは見ることの出来ないたくさんの素敵なものに気がつくことができる。

(つづく・・・)

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ガールズ・トーク

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春色の三日月・・・・・・♪

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パリの老舗高級レストラン、「マキシム・ド・パリ」。

日本のマキシムで購入できる、イチゴのミルフィール・パイ、通称ナポレオンパイは、私のいっとう好きなケーキです ^^

ケーキをむしゃむしゃ食べるたび、パリの本店のレストランのムードは、私なんて入ることすらためらわれるくらい、格調高いんだろうなあ・・・・・・なんて想像して・・・・・・。

先日、旦那様とともにパリで暮らしている方のブログを拝見して、初めて知ったのですが・・・・・・

パリの「マキシム・ド・パリ」にカップルで食事に行くと・・・・・・

男性には、ごく一般的な普通のメニューが、そして、女性には、値段の書いていないメニューが渡されるそうなのです・・・・・・!!

レディは、値段なんて気にせずに、好きなものをおいしくご馳走になりなさい、ということ・・・・・・!?

そして、マキシムに女性をともなって行く紳士ならば、相手に気を使わせずに、食事を楽しませてあげなさい、ということ・・・・・・?

もちろん、ワリカンなんて・・・・・・はなから、「ありえない!」ってことですよね ^^;

粋だわ!

男性からしてみれば、ぞっとする話・・・・・・?

*****   *****   *****   *****

「マキシム・ド・パリ」にエスコートして行って欲しいわけじゃない。

月収が飛んじゃうくらいの高いシャンパンが飲みたいわけじゃないし、つやつや輝くキャビアをどっさり食べたいわけでもない。レディ・ファーストだって、完璧にされすぎたら、ヤマトナデシコはうれしいよりも照れちゃうよ!

でも・・・・・・女性のなかにはいくつになっても、お姫様願望があると思う。

たまに・・・・・・でいいんだ、ちょっと・・・・・・でいいんだ。男の人に、「王子様」になってもらいたい瞬間がある。

先月、ひょんな予定の変更から急に、大学時代のクラスメイトのマユと、彼女の勤務地である浦和で、昨年の秋ぶりに会って、夜ご飯を一緒に食べられることになって。

マユいわく、「浦和の人が、浦和で一番美味しいパスタ屋さん!と言う店」だという、キャンドルの灯りがロマンティックな素敵なイタリアンレストランに連れて行ってもらって・・・・・・、なるほど美味しい生パスタや、クリーミーなソースが絶品のパーニャカウダーを頂いきつつ、ワイングラス片手に・・・・・・ガールズ・トーク!

草食系男子だか、地蔵系男子だか知らないが、男の子は、たまには女の子の手をぐいっと引っ張って行ってくれないと!でもって、薔薇の花やきらきらした光、背景に背負ってくれないと!

男の人が、王子様度ゼロじゃあ・・・・・・、始まる恋も、始まりやしない。

・・・・・・な~んて・・・・・・

・・・・・・女同士のご飯は、好き勝手なことぺらぺら喋れて楽しい ^3^♪

写真はそのイタリアンレストランの名物料理の一つ、枝豆のガーリックオイル風味。

端からスプーンですくって食べていたら・・・・・・新芽色の三日月になっていた。

もう3月。

今宵も風の強い夜。

この風が、今度こそ春のあたたかさを連れて来てくれるかな・・・・・・。

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