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2011年6月

「ルナティック」と「コクテル堂」

暑い暑い日が続いていますね。

昨日の東電エリアの電気使用量のピーク時は、供給量の93パーセントまで到達してしまっていたとのこと。

大規模停電になんてなったら、大変(><)

決意新たに節電に取り組もう!

・・・・・・どちらにしろ、私の作業部屋にはエアコンはついてない・・・・・・汗かきかき、ミシンを踏む日々です。

スイカとあずきバーが暑さに疲れた心と身体の癒し♪

*****   *****   *****   *****

雨も降らず、さほど暑くもなく・・・・・・外で過ごしやすいお天気だった先週の日曜日。

かねてから行ってみたかった、二子玉川のレストラン「ルナティック」にお昼ご飯を食べに行きました。

駅から歩くことしばし・・・・・・多摩川べり、木立に囲まれて建つレストラン。

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木々に抱かれるように建っている。私のツボにストライクなロケーション。すてき!

予約していた3階のテラス席まで続く階段を登っているときも、わくわく・・・・・・ツリーハウスの階段を登っているような気分。

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川からの心地よい風に吹かれながら、夫は野菜がごろごろ入ったカレーを(トップにのせられた卵ちゃんにキュン!)、私はクリーミーな舞茸とツナのクリームパスタをおいしく頂きました。

外の空気を吸いながら食べるご飯、大好き♪

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多摩川の流れをのんびり眺めながら・・・・・・お昼寝までしたくなっちゃうような、心地よいランチタイム。

頭上には、建物を包み込んで伸びる大樹の枝が、屋根のように広がっています。その枝に、シャンデリア型のライトがぶら下がっていて・・・・・・うーん、きっと、あかりが灯る夜の雰囲気も素敵なんだろうな。今度はサンセットタイムから夜にかけて来てみたい。

この席の後方のエリアには、バーベキューができる席があって、たくさんの人がバーベキューパーティーを楽しんでいました。バーベキューも楽しそうだなあ。

室内の席も、遊び心のある、ちょっとデコラティブで個性的なアンティーク調のインテリアが可愛くて素敵だった。

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お店の方たちにも優しくして頂いて、気持ちの良い時間が過ごせました。

もうすっかり大満足!・・・・・・だったのですが、欲張り夫婦は「デザートが食べたい、デザート♪」ということで・・・・・・

二子玉川の駅ビル(?)ライズの中にあるコーヒーショップ「コクテル堂」で、今度はお茶の時間。

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たくさん可愛らしいケーキがあって、迷いに迷った末、トライフルのプレートセットをチョイス。

あー、幸せ(*^^*)

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夫が注文したティラミスのプレートセット。ティラミスの上にちょこんとのった、チョコレートのスプーンがキュート!

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厚みのあるまるい飲み口が優しいジノリのカップも可愛らしかった。

私も夫もこの日は紅茶を頼んだけれど、このお店、もとは珈琲の専門店だそう。パンフレットを見たら、実家の近くのビブレにもお店があるようなので今度里帰りしたら、行ってみみて、今度は珈琲を飲んでみよう。

土日共においしいものを食べて、よい時間を過ごして・・・・・・エネルギーまんたん!やっぱりおいしいものを楽しく食べる時間は、私の一番のエネルギー源だ。おかげで今週は、暑さに負けず、毎日楽しく頑張れています。

・・・・・・さあ、もうひとがんばり・・・・・・。   

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本郷散歩

持ち家願望が薄い私達夫婦。

今住んでいる街も、とても暮らしやすく、気に入っているけれど・・・・・・、別の土地でも暮らしてみたい!という気持ちをいつも持っているから。

ジプジー気質なのかなあ。

生まれてから今まで、いくつかの街を移り住んできたけれど、どの街の暮らしもそれぞれにとてもおもしろかった。その土地ならではの楽しみがあって、不便さがあって・・・・・・その土地で暮らしたからこそ生まれた、たくさんの想い出たち。

新しい街が教えてくれた、新しい自分の姿も、いっぱいあった。

ふるさと以外に、思い入れを持てる街が増えていくことは、とても幸福なことのような気がします。

*****   *****   *****   *****  

先週の土曜日、夫と、私が独身時代に一人暮らししていた本郷界隈をお散歩してきました。

今住んでいる街からも、歩いていこうと思えば行けるくらいほど近いエリアなのだけれど・・・・・・ゆっくり訪れるのはなんだかとても久し振り。

地下鉄の東大前駅で下車、東大の前の通りをとことこ歩いて・・・・・・途中、大好きな輸入文房具屋さん「スコス」をチェック。めちゃくちゃキュートな付箋を発見!付箋なんて私の生活ではあまり使わないのだけれどたまらず購入・・・・・・そしてお昼が近づいて、お腹が減ってきたところで、今日のお目当ての場所の一つに到着。

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ハンバーガーの名店、「ファイヤーハウス」。

本郷で暮らしていたときのお気に入りのお店の一つ。

夫は今回が初来店。看板に貼られたメニューを凝視、何を食べるか熟考中。

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ハンバーガー型のスツールがかわいい ^^

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悩んだすえ、夫はアボガドバーガーを、私は照り焼きバーガーをオーダー。

つやつやふわふわのバンズに、肉汁が閉じ込められた分厚いパテ、ほくほくのフライドボテト・・・・・・ご馳走!

本当においしくて、一口齧りつくごとに、お腹のそこから幸福感がむくむく湧いてくる素晴らしいハンバーガー♪

食べている間、 ずっとにこにこ顔になっちゃう。

夫も大感動しておりました。

ザワークラフトと一緒に食べるここのホットドックもおいしいんだ。まだ試したことのない、どっしり素朴でおいしそうなアメリカンケーキもおいしそう。

今度は、夏の盛りの夕暮れ時に来よう!暑い一日の終わりに食べるジューシーハンバーガーも乙なもの。冷たいバドワイザーと相性抜群!

お腹を満たした後は、下町情緒残る本郷の裏通りを通って、大通りに出て・・・・・・この日のもう一つの目的地、あじさいで有名な白山神社へ・・・・・・。

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はじめて訪れたけれど、しっとり品のある趣きある神社でした。

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お清めの水場にもあじさいのあしらい。

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梅雨を彩るあじさいの、たくさんの花びら。その一片一片が持つ、色のグラデーションの美しさ。

なんて可憐な、それでいて華麗な花なんだろう。

帰りは神社のそばのバス停から、ビーグル号という循環バスに乗って、根津や千駄木を通って駒込まで帰りました。

健脚の夫も、「今日はよく歩いたね!」というくらい、がっつり歩いた一日。

そして懐かしい道をあちこち歩いているうちに、本郷時代の思い出が、たくさんたくさんよみがえってきました。

初めての一人暮らしを始めた街。「Hongou’s Factory」をスタートさせた街。いろいろなことの出発点になった街。

当時は大学時代の友人のせいちゃんの会社の寮の一室をお借りして暮らしていたのですが、同じ寮で、幼なじみや専門学校時代の友人達もお世話になっていたので、友人達ともの想い出もいっぱい。

大変なことももちろんあったのだけれど・・・・・・、でも、こうやって振り返ると、とてつもなく楽しい日々だったなあ!と思うばかりです。

とても魅力的で、やっぱり大好きな、本郷の街で過ごした幸せな休日でした。

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ミライ

ここ連日、東京はとても暑い日が続いています。

いよいよ夏到来!?

今日は風がよく吹いていて、家中の窓を開け放して仕事をしています。暑い。でも、風が心地よい。

その心地よさにからだを任せながらも、ふと、「この風は、『大丈夫な風』なのだろうか?」と不安がよぎる瞬間がある。

この季節が来ると、何より私の心を騒がせるのは、海の存在。例年この時期は、早く海に行きたいな~♪早く泳ぎたいな~♪と毎日考えて暮らしています。

昨日、各海水浴場で、放射能の測定が行われたというニュースが流れました。測定を行った海岸の中では、福島のいわきの海岸以外では、放射能は検出されなかったとのことだけれど・・・・・・。

心から安心して、海に飛び込んで行くことができない現状に・・・・・・、改めてとても悲しくなりました。

これもまた夏の風物詩である高校野球。福島大会では、試合当日の朝に各球場で放射線量をはかり、基準値を超えた球場は全試合中止にすることになったとのこと。

甲子園を夢見て、日々研鑽を重ねてきた高校球児たち。ほんとうだったら、試合にだけに、気持ちを集中させてあげたい。

大きく空気を吸い込んで、海で水しぶき跳ね上げて、砂埃まみれになりながらグランド駆け回って・・・・・・子供たちを力いっぱいのびのびと外で遊ばせてあげたい!・・・・・・というのは、多くの大人たちの願いでもあると思う。それは本来、それほど贅沢な願いではないはず!!

起きてしまったことは、何をどうしても覆すことはできないけれど、先のことは考えることができる。

自分の日常を精一杯生きながら、やるべきことを大事にこなしながら、やりたいことに果敢にトライしながら、小さな幸せ見逃さないように拾い上げていきながら・・・・・・・ゆっくりでも、少しずつでも、真摯に考えていきたい・・・・・・大切な大切な、未来のこと。

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父の日

震災以後、友人や家族と過ごす時間を、以前よりさらに大切だと思うようになりました。

私達は、限りある(そしていつ終りが来るか予測不能な)時間の中に生きていて、その中で、大好きな人たちと過ごせる時間は、思いのほか短いかもしれない。

一緒にご飯食べたり、テレビを見たり、くだらない話して笑ったり、けんかしたり。

かけがえのない一瞬一瞬。

*****   *****   *****   *****

先日の父の日、私の父母と、夫と、新宿のホテル、ハイアットリージェンシー東京の和食レストランのランチビュッフェに行きました。

我が家から程近い夫の実家には、月に一度は顔を出していますが、やや距離のある私の実家にはなかなか足が運べません。

新宿などで待ち合わせをしてご飯を食べたりすることはあっても、家になかなか行けないため、夫が、「たまにはミズエのお父さんとお母さんのうちに遊びに行こうよう!」と言うので、今回は実家を訪問するつもりだったのだけれど、お出かけ好き、おいしいもの好きの父母が、「それより外でご飯食べるほうがいい♪ご馳走するから、ホテルのバイキングに行こう!」というので、こういう運びに・・・・・・。

父の日なのに、父のおごり・・・・・・(涙)。

でも、気持ちよくご馳走になるのも、親孝行の一つかな!と都合よく割り切って、夫といそいそと出かけました。

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大きな窓から中央公園の緑が見渡せる開放感いっぱいの和食レストラン。

店内には、可愛らしい招き猫のオブジェがいっぱい。

ビュッフェのお料理は、ひとつひとつ丁寧に作られていて、繊細なお出汁のお味にうっとり・・・・・・。

カニも贅沢に食べ放題♪カニを食べると腹痛をおこすことのある夫が、 「カニ♪カニ♪」と山盛り食べるもので、こっちはひやひや・・・・・・。

父も母もよく食べておりました。食欲旺盛なのはよいこと、よいこと。食べっぷりに一安心。

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私のお楽しみはこれ ^^* 夫と仲良くはんぶんこして頂きました。

色とりどりのスウィーツを、少しづつ食べられるのは、ビュッフェのうれしいところ。

食べながら、あれこれ先の計画などについてぺちゃくちゃ。

考えなきゃいけないことが多いけれど、みんなでああだこうだ話し合っていると、楽しくなってくる。

食事とおしゃべりを堪能して、大満足でご馳走様!お父さん、ありがとう!

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それにしても、ハイアットリージェンシーのロビーのシャンデリア、すごかったです。

きらっきら・・・・・・それが周囲のガラスや鏡に反射して、あちらでもこちらでもきらきらきらきら。ふと、ディズニー映画の「美女と野獣」の、野獣とベルのダンスシーンを思い出しました。ロマンティックでゴージャス!

そして食後にはなんと、ヨドバシカメラで、父がデジカメを買ってくれました。

父からお下がりでもらった愛用のデジタルカメラが、一年ほど前から調子が悪くて、最近はさらにトラブルの発生が増えて・・・・・・来月予定している旅行の前に、買い換えようと思っていたのですが、お父様が買ってくださると!!

これまた、お言葉に甘えて・・・・・・買っていただいちゃいました。ダメな娘です・・・・・・。

父と一緒に、担当者の方にあれこれ質問をして、コンパクトカメラだけれど、一眼気分で撮影ができそうな、私好みのすてきなカメラを選びました。

うれしい!!ほんとにありがとう、お父さん!!

いろいろな時に、様々な場所で、お父さんが喜びそうな写真をたくさん撮って、見てもらいたいなあと思います。

そんな父への、私達夫婦からのささやかなプレゼントは、美味しいと評判の日本酒と、東京ミッドタウンの日本雑貨店で見つけた暁の空の色のようなニュアンスのあるグラデーションカラーのおちょこ。・・・・・・気に入ってもらえたかな?口下手な父だけれど・・・・・・いつもいつも気にかけていてくれていること、本当に感謝しています。

コダマのお父さんの父の日は、7月のお父さんの誕生日と合わせてお祝いするのが毎年のならいなので、もう少し先の話・・・・・・夜、夫が電話だけしたら、お父さん、照れていたみたい ^^* 

贈り物を選ぶひとときも幸せだけれど・・・・・・、やっぱり物より想い出!私たち自身がまず元気に仲良く暮らすこと。そしてその上で、父母達と一緒に楽しく過ごす時間をたくさん持つことが、何よりの親孝行なのかなあ、と、思う今日この頃。

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ももちどり

すっきりしないお天気が続きますね。

梅雨は正直嫌いな季節だけれど・・・・・・じめじめとした梅雨のあとにやってくるから、大好きな夏の抜けるような青空や、まっすぐな日差しが、より愛おしく思える。

全ての季節に、意味がある。

くっきりとした四季のある日本が、とても好き!

それぞれの季節のなかでしか味わえないさまざまな喜び。

例えば、寒い冬、凍えながら帰ってきて、すするあつあつのココアの甘さ。

暑い夏、蒸し暑い室内に、簾を揺らして吹き込んでくる一瞬の清涼な風の身に染み入るような心地よさ。

電気や文明が便利にしてくれた生活のなかで私達は、そんな、「その季節の厳しさの中でしか味わうことのできない幸福」を、失いつつあるのかもしれない。

冬は寒いもの。夏は暑いもの。自然がもたらしてくれる様々なものに感謝をすると共に、自然がもたらす厳しさを受け入れ、その中で楽しむすべを見つけ、風流や粋といった文化のレベルにまでその工夫を高めてきた先人たち。

今、見直したい数々の知恵。

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今年、私が梅雨時に見いだしたしあわせの一つは、静かなお部屋で、外の雨音に耳を傾けながら、のんびりとした時間を過ごすこと。

そこにおいしい珈琲と、おいしいスウィーツがあれば、なお幸せ・・・・・・^^*

ということで、雨の日の休日は、カフェでまったり過ごすのが、我が家の定番になりつつまります。

先月末のある雨の週末、かねてから行きたかった参宮橋のカフェ『ももちどり』さんに、パンケーキを食べに行ってきました。

夫と去年から楽しんでいる「casa BRUTUS」のパンケーキ&ホットケーキ特集をもとにした食べ歩きの一環です。

小田急線参宮橋の駅からほど近く・・・・・・前を通ったのに、ついつい見過ごして一度は通り過ぎてしまったほど小さな入り口・・・・・・細い階段を登った二階で、『ももちどり』はひっそりと営業中・・・・・・。

古い建物をリノベーションしたような室内。家具はアンティーク風のもので統一されていて、おしゃれだけれどほっこり落ち着く空間。(店内の写真撮影はお控え下さい・・・・・・とお願いの張り紙があったので、写真は食べ物だけ・・・・・・)

生憎のお天気にも関わらず、店内はブランチを楽しむお客様達で満席!

優しいパンケーキの香り立ち込める店内で、期待を募らせながら、席が空くのを待つことしばし・・・・・・お腹がぺこぺこになったところで席に案内していただき、オーダー♪

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まず一品は、とっても食べてみたかった、塩バターキャラメルのシロップがかかったパンケーキ!

通常はパンケーキ三枚での提供ですが、夫も私もお腹がぺこぺこだったので、一枚追加してもらい、夢の四段パンケーキに・・・・・・♪

ふわふわパンケーキに、上から下までさっくりナイフを入れたときの快感と言ったら・・・・・・!

ほの甘くやわらかなパンケーキに、ほろ苦く濃厚な塩バターキャラメルのシロップが合う!

大好きな味!幸せ!!

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このお店には、チェダーチーズがたっぷりかかったパンケーキに野菜のおかずがついたセットがあるそうで、それも食べてみたかったのですが、この日は残念ながらソールドアウト。

カレーセットを頼んでみました。

挽き肉の旨みたっぷり、スパイスの香り高いカレーは、穀物入りのお米と相性抜群。添えられた温野菜ひとつひとつも、一緒に提供される空豆とアスパラガスのポタージュスープも、身体にしみいるような滋味深いおいしさ!

カフェオレが、ポットにたっぷりとサーブされたのもうれしかった。珈琲カップではなく、小さなお湯呑みのような器に注いで飲むのだけれど、大きなカップに注がれて出されるのに比べて、断然冷めにくい。おしゃべりしながらのんびり頂いても、ずっと温かな珈琲が楽しめます。

小さなギャラリーが併設されたお店では、使われている食器も、作家さんものと思われる味わいのあるモダンで美しいものばかり。

空間、食べ物のサーブの演出、味・・・・・・トータルで心くつろげる時間を提供してくれる、すてきなお店でした。

もしこんなお店が近くにあったら、毎週末、ブランチを食べに行きたいなー!

今度の週末が前だったら・・・・・・どこのカフェに遊びに行こうかな ^^?

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ここ最近の児玉家の晩ご飯

先月のとある日、所用で実家に顔を出していた夫に、コダマのおかあさんが「冷凍しておけば、いつでも食べられるから!」と、コロッケを持たせてくれました。

成形し、衣もつけられ、あとは揚げるだけの状態になったコロッケたち。

折りしも、数日前から、「無性にコロッケが食べたい!でも作るの面倒くさい・・・(←おいもをつぶす作業が嫌いなのです・・・)」ともんもんとしていた私。

大喜びでさっそくいただきました。

おまんじゅうのようにふんわり丸い、可愛らしい形のコロッケは、見た目そのままの優しい味・・・・・・

うきうきもぐもぐ食べる私の隣りでコロッケをかじった夫・・・・・・ふっ・・・と笑って、

「『実家のコロッケ』だなあ・・・・・・」

と。

なんでも、丸い形で薄衣、なかにはおいもがぱんぱんにつまっているところが、コダマ家の『お袋のコロッケ』なんだそう。うん、確かに、そのコロッケは優しい味を作るのが得意な、コダマのおかあさんらしいコロッケだ。

「うちの実家のコロッケはね、スタンダードな小判型で、大きくって、中身はこしょうがきいていて、固めの衣をばりっと揚げてあって・・・・・・」

楽しい気持ちになって、私のお母さんが作るコロッケの特徴をぺらぺら話していた私・・・・・・ふいに、じーーーん、とした気持ちになってしまいました。

自分を育んできてくれた味の記憶って、なんて優しくて、強いのだろうと思って。

結婚して、自分だけのためでなく、家族のために台所に立つようになって、はじめて本当にわかるようになったこと。お母さんたちが、毎日ご飯を作ってくれる・・・・・・当たり前だと思っていたそのことが、どれだけ偉大で、どれだけ幸せなことで、どれだけ自分を支えてきてくれていたかということ。

結婚後、私が台所を司るようになってもうじき丸三年。『我が家の味』は、まだまだ作られ始めたばかりです。

夫を育んできてくれた、優しいお出汁がベースのコダマのおかあさんの味と、野菜をたっぷり使いながらもパンチもきいていて食べ応えがある私のお母さんの味を調和させて・・・・・・、そこに、ひらめきと挑戦と即興性を愛する私のキャラクターを加えて・・・・・・

ひとりでは作ることのできなかった、愛すべき『我が家の味』が、10年後にある程度の形になっていたら、うれしいなあと思う。

とりあえず、これが今の形。ここ最近の、児玉家の晩ご飯です。

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サバの味噌煮定食。

煮魚の時は、キノコとネギを山盛り一緒に煮て食べるのが好き。

コダマのおかあさんが水煮にしてくれた筍を炊いた煮物。出汁昆布も一緒に食べちゃいます。

ほうれん草おひたし、冷奴、大根とエノキのお味噌汁。

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豆腐とひじき入りハンバーグ。水菜と大根おろしを添えて。和風ハンバーグのときは、玉ねぎの代りに胡麻油で炒めたネギを、牛乳でしめらす代わりに、日本酒でパン粉をしめらせるのが好き。

筍と赤ピーマンのグリル。オクラのおかか和え、サラダ、キノコいろいろと昆布のお味噌汁。 

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冷蔵庫がすかすかだけれど、スーパーにも行けなかったよ!な日の、苦し紛れご飯。

お母さんが送ってくれたコンビーフと、レタスとシメジのガーリックライス。オニオンスライスおかか和えとトマト、前日に行った亀戸天神のお土産の残りの卵焼きと大根おろし、キャベツ、人参、えのきのきれっぱしを放り込んだカレーミルクスープ。

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少し肌寒い雨の日は、この季節でもまだまだ鍋がおいしい♪野菜たっぷり、手づくり鶏つくねいりキムチ鍋。

サラダ、ピーマンとおかかとしらす干しの蒸し物、長いもとオクラとノリの和え物。

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時々無性に食べたくなるマーボー丼。とにかくキノコが大好きな私は、麻婆豆腐にもシメジやらエノキをいれちゃいます。

キャベツと人参とハムとキュウリのコールスロー。ほうれん草とトマト。ピーマンともやしとシラスとゴマのポン酢蒸し。キャベツとえのきのスープ。

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野菜どっさり入れておいしいサッポロ塩ラーメンは、手抜きしたいときの主婦の味方~♪

サラダと、キュウリと大根の浅漬け、豆腐とひじきと人参の煮物を添えて簡単ご飯。

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そして、さらに手抜きしたいとき・・・・・・というか、どうしてもご飯を作る気になれない日も、やはりたまにはあるわけで・・・・・・

この日は、仕事で出会った方からお土産で頂いた横手焼きそばのキットを使って、夫が焼きそばを作ってくれました。目玉焼きも、ちゃんと焼いてのせてくれた♪

私がぐずぐずしてご飯作れない日も、文句を言ったり責めたりは一切せず、「そんな日もあるさ~♪」と笑って、不器用ながらも一生懸命作ってくれるか、外にご飯を食べに連れ出してくれる夫には、とても感謝しています。

前夜の晩ご飯の残りのサツマイモの煮物と、コダマのおかあさんからもらった冷凍の鯵の南蛮漬けとトマト、私の作ったワカメと大根のスープ。

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優しい夫に感謝を込めて・・・・・・フランスパンを主役にしたご飯の日。(フランスパンは、夫の大大大好物なのです)

ほうれん草、ジャガイモ、人参・・・野菜たっぷり入りのポーククリームシチュー。生クリームたっぷり使って、ちょっとリッチに♪

大根とトマトとワカメのサラダ。ピーマンとエビとしらす干しのマリネ。サツマイモのレモン煮。コダマのおかあさんお手製レバーの煮物。

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この日もパンが主役の日。(フランスパンではないけれど)

チキンとキノコ、野菜色々のトマト煮込み。トマトソースを使った煮込み料理は、作っていてテンションがあがる料理の一つ♪

サラダ。空豆と桜海老の和え物、カボチャのマリネ。

パン食の日は、夫がワインを飲むので、ワインに合いそうな献立を考えています。

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これまたコダマのお母さんにもらったほっけを焼いたもの(もらってばっかりだ!)。

サラダ。モズクとオクラとシラスの和え物。キャベツとおかかの蒸し物。ワカメと人参と大根ともやしのスープ。最近、ラーメン屋さんの定食についてくるスープの味の再現に成功し、時々作っています(笑)。夫が喜んでのんでくれます。

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我が家では、ハンバーグ以外で登場することがほぼない牛肉。この日は突然牛肉が食べたくなり、 牛肉と椎茸とチンゲン菜と赤ピーマンのもやしのオイスターソース炒め。

野菜屑いろいろ入りスープ。キャベツとえのきとおかかのポン酢蒸しとトマト。冷奴。ジャガイモの青海苔入りのクリームソース和え。(生クリーム少量と、マヨネーズ、塩少々、青海苔を適当に混ぜ合わせ、ゆでじゃがいもと絡める。思いつきで生まれたおかずだけれど、すごくおいしい!ワインのおつまみにも♪)

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野菜室のお掃除メニューの定番かつ、私の好物の一つ、中華丼。お酢をたっぷりかけていただきます。

サラダ。カボチャと椎茸の煮物。大根とキュウリと桜海老のナンプラー炒め。キャベツとコーンと卵のスープ。

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ミニ水炊き(笑)。鶏肉、ネギ、シメジ。たっぷり大根おろしを投入したポン酢で。

肉じゃが。ゆで空豆。おかかとキャベツの蒸し物とトマト。オクラとシラスとワカメの酢の物。

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番外編。先日、数ヶ月ぶりに夫に持たせたお弁当。

鶏肉のきじ焼き丼。ジャガイモとオクラと人参と桜海老の煮物と、もやしと小松菜とニラとゴマのナムル。トマト。はんぺんのチーズ挟み。

お弁当のならではのおかずってありますよね。お弁当の献立を考えるのは好きです。(っていうわりに、全然作ってあげないんだけれど・・・・・・)

こうやってまとめて見ると・・・・・・

私って、本当にきのこが好きだなあ!!

そして、相変わらず、盛り付け方が、がさつ!!女の子の服を作る仕事をしている人間の盛り付けとはとても思えない大雑把さ・・・・・・。料理の腕自体ももちろんだけれど、盛り付けのセンスは、ぜひとも早急に向上させたいところ・・・・・・。新しい器、少し買い足そうかなあ。

さて、今晩は、何を作ろう?

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アクセサリー作りに挑戦

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先日、ジリさんの衣装製作用のパーツを探しに、アクセサリーパーツの有名店「貴和」さんを訪れたとき、とってもすてきなフラワーパーツに一目ぼれしてしまいました。

本物のお花を樹脂でコーティングしたもので・・・・・・色も形も様々なものがあって、一つ一つ微妙に色合いや形が異なって趣があって・・・・・・

今年のホワイトデーに、夫から、生花をコーティングして作られたアクセサリーをもらって以来、このタイプのモチーフにすっかりはまってしまっていた私。

「これを使って何かを作ってみたい!」と衝動的に思い立ちました。

コサージュは、洋服の付属で時々作るけれど、ネックレスやピアスの製作経験なし。ドキドキの初体験。

見よう見まねであれこれ迷いつつ、パーツをつなぐ金具や、チェーンなどを、選んで、買い揃えて・・・・・・ネックレスとピアスのセットの製作に挑戦!

フラワーパーツは、甘いイメージのピンクの蕾と、白いお花をセレクト。でも、それだけでまとめると、私にはちょっとロマンティックなイメージになりすぎるので、スパイスになるインパクトを加えたくて・・・・・・貝殻を思わせる形のゴールドパーツや、キューブタイプのチェーンをつなぎで入れて、アール・デコ・テイストをプラス。首周りはきゃしゃなイメージにしたかったので、ネックレスのチェーンは途中から金糸が織り込まれたラメのステッチ糸につなぎかえて・・・・・・

うん、いい感じ ^^*!

ペンチで金具を留めたりする細かな作業は、自分には向いていないと思い込んで、今まで敬遠していたアクセサリー作りだけれど、いざやってみると、そんなちまっとした作業も集中できて楽しくて。・・・・・・これは・・・・・・はまってしまいそうな予感♪

最近、新しいジャンルのもの作りにいろいろと興味が湧いてきている。そういう衝動は大切にしたい。頭で考え込まず、やってみたいと思ったら、まず手を動かしてみる!

そうして試してみて、得られた新しい感覚を、服作りのフィールドに持って帰れたらいいなあ。

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夕暮れどきのスウィートパンケーキ

一つ前の記事で書いた、ジリさんのスタジオ発表会の開演前に、夫と軽く腹ごしらえ・・・・・・

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ハワイアンカフェ「ロコズキッチン」でお茶の時間。

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最近、すっかり甘党になってしまった私 *^^*

注文したストロベリースウィートパンケーキを前にごきげん♪

ここ数日甘いものを我慢していたので、うれしさひとしお!

テラス席でいただきます。

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甘そう~!!

そして実際に甘い!!

最近主流のほんわかした甘さのパンケーキではなく、ガツンと甘い!!

あまりに甘くて・・・・・・野暮ったいくらいの甘さなのだけれど・・・・・・なんだかとても懐かしいおいしさ。

たっぷりかかっているストロベリージャムが、子供の頃、母がよく作ってくれたイチゴジャムと同じ味。

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夫は、米粉を衣にしたさくさくのフライドチキンをおつまみにトリスハイボール。

初夏の夕暮れ。雨上がり。しめった空気。近くの公園の木々の匂いを運んでくるなまあたたかい風。店内から流れてくるピースフルなハワイアンミュージック。

・・・・・・なんだか南国を旅していて、カフェで一休みしている時のような気持ちになった。とても幸せな気分。

こんなふうにのんびりと過ごすひとときが、最近、とても贅沢な時間に思える。

今の家に住むようになってから、よく足を運ぶようになった池袋だけれど、いつも東口側に出るから、西口界隈のことをほとんど知らなかった。

西口には大学があるからか、可愛らしい感じのカフェがちらほらあるみたい。

今度、あらためてお散歩しにこよう!

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Hongou’s Factory IN Joyaux de coeur studio No.8 show

昨夜は、衣装を製作させていただいているベリーダンサーのジリさんの主催するダンススタジオ、「Joyaux de coeur stydio」の八回目の発表会でした。

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毎回、素敵な会場を舞台に行われる発表会。

今回の会場は、池袋駅からほど近い、重要文化財、自由学園明日館の講堂。

クラシカルな窓枠が素敵!

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瀟洒な石作りの通りを挟んで、講堂の向かい側に建つ、当時は自由学園の校舎として使用されていたというこちらの建物は、帝国ホテルを設計したアメリカの巨匠フランク・ロイド・ライド。

昨日は、こちらのホールで結婚式が執り行われていました。

数年前、この建物の芝生の前庭で、CHONOくんの会社の東京コレクションのショーが行われ、お手伝いさせていただいたことがあります。

建物の前を横切るようにランウェイが作られて・・・・・・ライトアップされたホールと、鮮やかな芝生と、遊び心とクラシカルムードが共存した仕立てのよい服をまとったモデル達・・・・・・コントラストが美しかったな。

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ジリさんのメイク中、小窓から吹き込んでくる雨上がりの優しい風に撫でられながら、楽屋で待機中の衣装・・・・・・今回の衣装は、ジリさんの白く美しい肌に映える淡いサーモンピンクのシルクサテンを用い、クラシカルな会場のムードに合わせて、アール・デコ風のドレスに仕立てさせて頂きました。

ガラスビーズや、鮮やかな赤のリーフモチーフのブレード、異国製のタッセルをたっぷりあしらって・・・・・・

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日も暮れた頃、お客様が次々にやってきて・・・・・・小さな教会のような、厳かで、かつ愛らしいホールはみるみるうちに満席に・・・・・・。

そしてショーのはじまり。

この発表会の準備中に、大震災が起き・・・・・・、様々な状況の変化、混乱の中、練習や準備を続けるのは、スタジオの生徒の方々にとって、大変なことだったと思います。

そんな時間を経て、晴れ舞台に立った生徒さん方の美しい姿を、ジリさんにお招きいただいた夫とともに、堪能させていただきました。

そして、ジリさんの舞い・・・・・・ジリさんに着て頂くといつも、自分の作った衣装が文字通り命を吹き込まれたかのように、美しく活き活きと輝きはじめ・・・・・・毎回、心から感動してしまいます。だから、彼女のためにドレスを仕立てることは私にとって、とても幸福なお仕事なのです。

才能あるアーティストとして輝いているだけでなく、一人の人として、世界について前向きに考えを巡らせ続けているジリさんから学ぶことは、とても多い。

今回のショーのチケット収入の一部を、震災被害への義援金にすることを早くから決めていたジリさんは、この発表会の前に、宮城入りし、被害のひどかった地域をその目でしっかりと見てきたそうです。そこで彼女が感じた様々な想いを聞いて、私自身、いろいろなことを考えました。

人との出会いは、本当に人生の宝物!

その人に出会って、語り合い、触れ合わなければ、(時に衝突したり!)開くことのなかったであろう、たくさんの扉が自分の心の中にある。

素晴らしい人との出会いが、もともとはお猪口くらいのちいちゃな器しか持ち合わせていなかった私の世界を広げてきてくれたのだと・・・・・・改めてそう感じることが多い、今日この頃です。

日々感謝するべきことの、なんと多いことか!

ショーの様子の写真は、後日また改めてご紹介できるかと思います。

今回の衣装製作を通して頂いたパワーを注いで、また明日から、心を込めて服を作っていこう!

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むいから民家園チャリティコンサート

サッカーにしろ、野球にしろ・・・・・・団体スポーツにおいて、強いチーム、人を惹きつけて感動させる力をもったチームには、共通点がある。

才気あふれる監督の存在しかり。人格者のキャプテンの存在しかり。エネルギーに満ちた輝くのエースの存在しかり・・・・・・でも、なにより大きいのは、個々の魅力を超えて、「団結力」の強さではないしょうか。

選手がリスペクトし合い、互いを信じ合い、心を一つにして全力を尽くした瞬間に生まれる理屈を超越した力・・・・・単純な足し算の域を軽々越えて、何倍にもふくれあがるエネルギー!!

そのきらめきは、勝利につながり、観客一人一人に、「私も私の人生を、精一杯頑張ろう!」という勇気を与えてくれる。

今、一番、政治に足りなくて、一番必要なのは、その「団結力」なのでは・・・・・・?

賢く強いリーダーはいつの時代だって求められてきたけれど、政治家のみなさんだって、人間。完璧な人なんて誰一人いない。「優れたリーダー」は、周囲の人が、支え、鍛え、育てていくものなのではないかと思います。

だから、リーダーが試されるとき、糾弾されるとき、本当はその組織の全員が試され、糾弾されている。

どれだけ個々に優れた人材がいても、団結力のない組織なんて、悲しいくらい脆いもの。

政治家のみなさま!!今こそ見せてくれませんか?かつて国民が誰も目にしたことのない、ミラクルな団結力と、それによって生み出される大きな大きなパワーを!

本気で力を合わせよう!としてもらえませんか?

今こそが「そのとき」で、今それができなかったら、取り返しのつかないことになると思いませんか?女々しくみみっちくごにょごにょ言い合って押しくらまんじゅうや椅子取りゲームをしている遊びの時間は、もう終わり。

もし彼らが強い団結力を見せてくれたら(今の現状では、そんなことの実現は、荒唐無稽な夢物語にしか思えないけれど・・・・・・、でも、切に願う!)素晴らしいスポーツの試合を観たあとのように、私たち一人一人も、きっとうんと頑張れる!

そして、その変化をただ待っているだけでなく、日本人一人一人の、意識、行動も、今とても大切なはず。

それぞれがが、考え、誰かと話し合い、明るいほうに向かって、小さくてもとにかく一歩を踏み出していくこと。どれだけささやかなことでもいい。明日を良くするために、アクションを積み重ねていくこと。

日本という国全体が、何かに試されているような気がしてならない、今だから。

震災以来、私の周りでも、たくさんの人たちが、これからの未来のために何かしたいと、それぞれに考え、様々なアクションを起こしています。

その中で、「何かしたい!」と動き出したのが一番早かったのが、中村昌弘くんでした。

*****   *****   *****   *****

現在、私の幼稚園時代からの幼なじみのふっこの旦那様であり、ふっこを通して4~5年ほど前から、夫ともども仲良くいてもらっている中村昌弘氏は、金春流のおシテ方の若手能楽師さん。

彼と知り合うまで、全くご縁のなかったお能の世界。

中村氏との出会いをきっかけに、彼の出演するお舞台を中心に、年に2回ほど、能楽堂に足を運ぶようになった私ですが・・・・・・お能、おもしろいです!

観るまでは、お能のお話は、歴史や古典に由来して、固く真面目で難しい筋書きのものが多いと思い込んでいたのですが・・・・・・

多くの作品の舞台は、幽霊や精霊、鬼や神が躍動する、幽玄の世界。ロマンティックなことや、不思議な世界観を愛する私好みの、ファンタジックなストーリーばかり!

時にミステリアス、時に切なく、時にコミカル、時にドラマティックに・・・・・・様々な色付けで展開する、この世とこの世ならざる異世界の、人間と人間ならざる存在の邂逅の物語。

そんな特殊世界を、特別な照明や舞台装置を使わずに、演者たちの芸と、長い年月に鍛えられた日本文化ならではの、無駄を削ぎ落とした演出の美しさで描ききるお能・・・・・・すごいです。

特殊効果で細部までリアルに作りこまれたハリウッドのファンタジーやSF映画と違って、観るにあたっては、自分の五感六感を敏感に柔軟に使って、自ら感じ取ろうとする姿勢が必要になるけれど、そうすることがなんとも気持ちいい!とかく、時間に追われ、頭を酷使し、芸術に関しては受動すること一辺倒になりがちな現代人・・・・・・時には感覚や感情のマッサージをすることも大事なはず!

お能は、日本人にしか、作れなかったお芝居の形だと思う。日本の、誇るべきところがたくさんつまっている。だから今こそ、たくさんの日本人に観てもらいたい。

少し本題から寄り道してしまいましたが・・・・・・そんな、能楽の世界で日々奮闘している中村昌弘くん。

震災直後からすぐさま動き始め、現在彼らの居住のある狛江市と、狛江市にゆかりのある音楽家の方々の協力を得て、そのことから4月末に二つのチャリティライブの開催が実現しました。

一つは狛江駅前での音楽会。もう一つは、駅の近くの「むいから民家園」という保存日本家屋内での、日本伝統音楽の演奏家の方々によるミニコンサート・・・・・なんともユニークで魅力的な企画!

むいから民家園でのコンサートには、中村氏も演者として出演。ふっこと彼らの愛息チーくんと一緒に、私達夫婦も拝聴しに行きました。

茅葺屋根、土間があり、立派なハリがある趣きある古民家の中で聴く、長唄と三味線の演奏、筝と尺八の演奏・・・・・・、そして中村くんの謡い、栗林祐輔氏による笛、鳥山直也氏による「放下僧」の一節の披露・・・・・・。

なんとも贅沢な夕べ・・・・・・。素敵な時間を過ごさせて頂きました。

小さな会場を埋め尽くしたお客様たち。皆様、満足した笑顔で、出演者やスタッフの方々に義援金を託して帰って行かれました。

芸能は、非常時に身を救う助けにはならないものです。それは私が日頃作っている、身を飾るための洋服たちにも言えること。

「今、きれいな洋服を作っている場合なんだろうか・・・きれいな服なんて作っても、誰のことも救えないのに・・・」震災直後、私が感じたやりきれなさと同種の苛立ちを、中村くんも地震発生当初、感じたようです。

だけれど、芸術や、美しいものは、古来から人間が本能的に求め続けてきたもの。人間は、身体だけで生きているわけでなく、心でも生きている。

心がぼろぼろになった身体を支ええることだってある。

心に充分、養分がある人は、他の誰かに優しくできるし、誰かに優しくされた人はまた誰かを大切にしたくなるだろう。そうやって、潤った心は、循環していくんじゃ・・・・・・?

だから、身近な誰かを思いやったり、近くにいる人を感動させたりすることも、まわりまわれば遠くまで届くんじゃないだろうか。

心に栄養を与えられるものを生み出し続けていくことで、いつかは離れた場所で苦しんでいる人たちを支えることもできるんじゃないだろうか?(それがたとえ微々たる力であっても)

ジレンマを抱えながらでも、動いていくことが絶対に大事。

改めてそう感じさせてもらったひとときでもありました。

震災後の混乱の中での一月足らずで、日々演奏家として活躍されている方々や、お忙しいであろう市職員の方々、会場関係者の方々が、イベントをアレンジできたのは、皆様がぐっと気持ちを一つにされて動いたからだと思います。

団結することで、スピード感が生まれる!逆に、団結のないところに、スピードは生まれない。

考え、トライし続ける日々は続く。周囲の人々の姿勢からいろいろなことを教えてもらいながら、自分にできることを模索しながら・・・・・・。

政治の行方も、諦めずに願いを込めて見守っていこうと思う。

(なお、中村氏は、能役者、能の指導者として活躍する傍ら、「狛江能楽普及会」という会を主催しており、狛江市を中心に様々な活動を行っています。7月にも狛江でのロビーコンサートなどの企画もあるようなので、ご興味のある方は、HPをチェックしてみてください。

中村氏のブログ http://kakedashino.blog11.fc2.com/  

狛江能楽普及会HP  http://blog.goo.ne.jp/komae-nougaku )

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イギリス旅行記最終回~ロンドンの夜と朝~

先日、給湯器が故障して、お湯が使えなくなりました。

お風呂も当然使えない。

幸い、下町情緒のこる私たちの街には、たくさん銭湯があります。我が家から徒歩10分圏内だけでも、3つの銭湯が・・・・・・。

結局、3日間、銭湯通い。

梅雨時、小ぬか雨降るなかの銭湯行きは、わずらわしくもあったけれど、楽しくもありました。

家のユニットバスとは違う、広いお風呂。脱衣所で一緒になったおばあちゃまや、おばさまに話しかけられておしゃべりしたりして・・・・・・。

日常から、少しずれた場所と時間。新鮮な気持ちを与えてくれる。まるで旅みたいに。

いつだって旅に恋をしているし、ここしばらく旅をしていないので、最近は旅欲がお腹の中で暴れっぱなし!

でも、平凡に毎日を送っていたって、自分の視点一つで見える景色は切り替わるし、たくさんの発見もあるはず。

分かっていても、それがなかなかできないのだけれど・・・・・・。

旅をしているように、毎日を暮らせる人になりたい。

*****   *****   *****   *****

とはいえ、やはり、実際の旅は格別なもの!自分にとって、絶対になくてはならないもの!

今までしてきた全ての旅の想い出は、私の人生の宝物。旅をする中でしか学べなかったことのなんと多いことか。旅は、私の人生の教科書。

昨年から書き綴ってきた、昨年5月のmainちゃんとのイギリス旅日記、完結編です。

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イギリス旅、8日目。一日かけてセブンシスターズのハイキングを楽しみ、再び長距離列車に乗って、ロンドンの宿泊ホテルの最寄り駅、アールズ・コートに戻ってきたのが夜7時過ぎ。

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この日がイギリス最後の夜。

イギリスに来て、ロンドンに2泊しながら、ロンドン観光を一切しないマニアックな私たちの旅。(笑)(私もmainちゃんもそれぞれ以前に渡英経験があり、ロンドンの主要な観光名所は一通り見学したことがあります)

ご飯くらい、ロンドンらしい店で食べようか!・・・・・・ということで、ホテルの数ブロック先にあるパブへ・・・・・・。

もう夜の8時を回っているというのに、相変わらず空の明るいこと!

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この店の名物だという、あつあつのデミグラスシチューが中に閉じ込められたパイをギネスと一緒に・・・・・・し、幸せ~*^O^*

このパイ、本当においしかった!

最後まで食べ物に恵まれた旅でした。

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たどってきた旅に想いを馳せてか(?)アンニュイな表情のmainちゃん。

このお店、人気なのか、どんどんどんどん混んできて、しまいには、テーブルさえないたんなるフロアーで、グラス片手にビールを楽しむ人も多数。ほとんどクラブ状態に・・・・・・。

少しだけ、地元の空気を味わえた、良いイギリス最後の夜でした。

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翌朝・・・・・・前日同じように、ホテルの部屋で朝ご飯。

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朝食後、チェックアウト前に、30分ほどホテルの周囲をお散歩。

ホテルの前の通り。

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背の高いビルの合間に、小さなおうち・・・・・・愛らしい^^

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チョコミントアイスみたいな配色のビル。

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こちらはマカロンカラーのグラデーションの壁面が愛らしい。

最後の散歩、・・・・・・名残惜しいけれど、タイムリミット。チェックアウトして空港に向かわないと・・・・・・。

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最後の宿を離れるときは、いつも切なくなる。

旅が、本当に終わってしまうのだと思い知らされるから。

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地下鉄で空港駅へ向かい、午後の便でイギリスを発ちました。

ありがとう、素晴らしいお天気を授けてくれた旅の神様!

ありがとう、親切にしてくれたたくさんのイギリスの人々と麗しき自然!

またいつの日にか、きっと訪れる。その日まで・・・・・・さようなら、イギリス!!

日本について、夫に電話。声を聞いたらなんだかとてもほっとしました。

結婚前、交際していた頃から、会わない日でも毎日電話で話していたから、思えばこんなに長く夫の声を聞かなかったのは、付き合ってからこれがはじめて。

『夫のいる場所』が、『私の帰る場所』なんだなあ・・・!と感じた瞬間。

*****   *****   *****   *****

今までしたどの旅も、その旅ごとに、私にたくさんのものを与えてきてくれました。

旅をすることでしか、見えてこないものがある。旅を重ねてこなければ、私の人生は、まるで違う形のものになっていたと思うのです。

だから、全ての旅が愛おしいし、その想い出は、私の宝物。

そして、このイギリス旅行も、私に抱えきれないほどたくさんのものを与えてくれました。

目に焼きついて一生忘れない美しい景色たち、多くのインスピレーション、自分でも気がついていなかった自分の気持ち、新しいいくつもの夢、決意・・・・・・先に繋がっていく、大きなエネルギー・・・・・・。

一年経った今、こうしてゆっくり振り返ってみて・・・・・・、自分にとってこの旅が、本当に特別な意味を持つ旅だったことがわかる。

本当にかけがえのない、素晴らしい旅だった・・・・・・!そしてこの旅が指し示してくれた方向を、この旅で得たエネルギーを糧にして、今、私は歩いている。

気持ちよく旅に送り出してくれた夫と・・・・・・、そして何より、今までの人生においてもたくさんの素晴らしい想い出や気持ちを私にプレゼントしてきてくれた、そして今回、この旅に誘ってくれ、たくさんの素晴らしい場所にナビゲートしてくれた大好きなmainちゃんに、改めて、心からお礼を言いたいと思います。

ありがとう!!!

・・・・・・さて・・・・・・。

今年の夏は、どこへ旅をしようかな・・・・・・お腹にひそむ旅の虫は、今日ももぞもぞ動いて、私をそわそわさせているのです。

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