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今年の夏の旅行~一日目・草津よいとこ 温泉三昧~

夏が来るたびに読み返したくなるお気に入りの本が何冊かあります。

海辺の街でかき氷屋を営む女性の夏の日々を綴った、よしもとばななの「海のふた」。

幼い息子と父、男二人の海辺の小屋での生活を詩的に描いた、ウィリアム・サローヤンの「パパ ユーア クレイジー」。

子供の頃から大好きで、もう何遍読み返したかわからない・・・・・・イギリスの湖畔を舞台に、ヨットを愛する少年少女たちの夏の大冒険を描いた児童文学の名作、アーサー・ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」。

不思議な動物と、芸術家が集う宿の管理人をつとめる青年との蜜月を、繊細かつ官能的な筆致で綴った小川洋子の「ブラフマンの埋葬」。

全てのティーンネイジャーに読んでもらいたい大傑作!魔法のジーンズに導かれて親友である4人の少女たちが過ごした忘れえぬひと夏の瑞々しい物語、アン・ブラッシェアーズの「トラベリング・パンツ」。

そして、近年、私の『夏の愛読文庫』に仲間入りしたのが、中村航の「夏休み」。

書置きを残して姿を消した妻達を追って、二人の夫が奇妙な旅をするキュートな物語なのですが、作中、印象的なシーンの舞台になっているのが、草津温泉。

この小説を読んでから、ずっととても行ってみたかった草津。

毎年恒例、コダマ家、夏の旅行。今年の旅の最初の目的地はそんな憧れの地、草津温泉でした。

*****   *****   *****   *****

今年の夏の旅行は、「草津・軽井沢 避暑の旅」。

先週の土曜日出発、二泊三日の旅。

旅行中、私の両親の車を借りるため、金曜日の夜は私の実家に夫と泊めてもらいました。久し振りにお母さんの手料理を夫と一緒にむしゃむしゃ。私の好物のピーマンの肉詰め♪旅行中たくさん食べることだろうから、節食しようと思っていたのに、おいしくて食べすぎた・・・・・・。

翌朝は7時半に出発。途中、サービスエリアに寄ってご飯を食べたりしつつ、13時少し前に草津に到着。

宿は草津温泉の二大シンボル、西の河原と湯畑のちょうど中間に位置する、温泉街散策絶好のロケーション。チェックインして、さっそくお散歩に出かけました。

まずは西の河原へ・・・・・・。

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大きな岩が無造作に転がる河原。不思議な光景。川に流れるのは、水ではなく、温泉のお湯!周囲は豊かな緑で覆われているけれど、強い効能のお湯が流れる河原には、植物は育たない。魚もいられない。 

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あちこちに温泉が湧き出る湯溜まりが・・・・・・翡翠色のグラデーションがきれいで見惚れてしまう。

小説「夏休み」の中に、奥さんたちを追って草津まで来た二人の夫、『僕』と吉田くんが、夜中の散歩で月明かりに照らされたこの西の河原園地にやってきて、この湯溜まりの一つを露天風呂代わりにしてひとっ風呂浴びちゃう・・・・・・という可愛らしい場面がある。私の一番好きなシーン。二人はどの辺りの湯溜まりにつかったのかな・・・・・・って想像しながらきょろきょろしちゃう。

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川を流れてくるお湯に触れてみる。適温?でもすごく熱いところもあるみたいだから、注意が必要。

わざわざ湯だまりにつからなくても(笑)西の河原園地にはお風呂というよりまるで大きな池のような、巨大な公共の露天風呂があります。500円で入湯できる。入ってみました。

久々の天然温泉♪久々の露天風呂♪気持ちい~い♪

お風呂は本当に広くて、入り口のほうはお湯の温度はかなりぬるめ、奥のほうでは、湯川を流れるお湯がダイレクトに引き込まれていてあつあつのお湯・・・・・・みんな、自分好みの湯温のところに腰をすえてうっとりお湯につかっている。

周囲は濃い緑に包まれていて、見上げた空は広くて、温泉で温まって火照る頬をなでる風は涼しくて、湯川のせせらぎと情緒たっぷりに鳴くセミの声が耳に心地よくて・・・・・・

は~あ、極楽、極楽♪♪

40分ほどのんびり入浴したのち、湯涼みしがてら再び河原をしばらく散策・・・・・・その後、温泉街を通って、湯畑へ。

まずは湯畑の前で一枚記念写真を撮ってもらおう、と、観光客の方にお願いしてカメラを渡し、はいちーず、とシャッターが押されるか押されないかの瞬間に・・・・・・歯がびりびりするくらいの、ものすごい雷鳴が!!おかげで私、びくっとして空を見上げる姿で記念写真に収まっています(笑)

ついで、ざあっと突然のどしゃぶり・・・・・・

避難をかねて、湯畑横にある「熱の湯」という施設に駆け込みました。ここでは草津名物、湯もみのショーを見せてくれます。  

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熱の湯の二階から見た湯畑の全景。もうもうと立ち上る湯煙。

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草津温泉のお湯は熱い。だけれど水で薄めると、せっかくの温泉の効能が薄れてしまう・・・・・・そこで、入湯者自身が、準備運動も兼ねて、木のへらでお湯をもんで空気を含ませ温度を下げてからお湯に入ったのが湯もみのはじまりだそう。

湯もみのショー自体は・・・・・・10名ほどのおばさまたちが出てきて湯もみのショーを見せてくれるのですが・・・・・・正直、「ふーん・・・」という感じ・・・・・・。

でも、木造りの場内のムードが素敵だし、お客さんの湯もみ体験の時間が楽しかったし、せっかく草津に来たのだもの、やっぱり一度は見ておくとよいかも。

写真奥、左から二番目、夫もせっせと湯もみに挑戦。おばさまたちは、へらを返すときにお風呂のふちにへらを当てて、こん、と上手に音を立てるのだけれど、初心者だとそれがやっぱりできないみたい。

以前草津に行った母曰く、この施設で夜には落語の寄席が見られるみたい。温泉落語、いいなあ!

30分ほどのショーを観終えて外に出ると・・・・・・雨はもうあがっていました。

改めて、湯畑の周りをぐるりとお散歩。

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Photo 

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お湯の色が神秘的で・・・・・・とても綺麗で・・・・・・

草津の名産の一つに、このお湯の色をイメージして作られた温泉ガラスという乳緑色のガラス製品があるのだけれど・・・・・・確かに!・・・・・・ものつくりのイマジネーションをかきたててくれる色。 

湯畑のしくみは、「夏休み」作中の説明を借りると・・・・・・、『源泉から湧き出た湯が一度せき止められ、六本の湯樋に振り分けられる。沈殿してペースト状になった緑白色の硫黄の上を、すべるように湯は進み、最後は滝となって湯壷へ流れ落ちて』いる。

とにかく殺菌性の高い名湯で、江戸時代にはここから将軍様のためにお湯がくみ上げられて、江戸まで運ばれていたらしい。

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湯畑の周りの遊歩道を歩いて回ると、いろいろな角度から湯畑が見られる。見る角度によって印象さまざま。

湯滝のまわりはとにかく湯煙がすごくて、独特の甘い温泉の香りが立ち込めている。このミストを浴びるだけで、なんだか身体にもお肌にも良さそう♪

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この湯畑のまわりの遊歩道のデザインは、岡本太郎氏の手によるものらしい。

どこまで彼が手がけたのかはわからないのだけれど・・・・・・歩道のタイルには様々な文字やマークが刻まれていて、足元を見て歩くのも楽しかった。

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湯畑周辺にはレトロな旅館も数多く見られ、情緒たっぷり。

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湯畑散策のあとは、温泉街の散策。

お店先で温泉卵を作っているお店で一休み。温泉卵が大好物な夫、満面の笑みで「いただきまーす!」。

私は、ガラスギャラリーの「蔵」さんで、夫に見守られながらとんぼ玉作りに挑戦。

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色とデザインは、自分で決めることが出来ます。私は、紺地に白の水玉を散らしたデザインに決定。

マンツーマンでおねえさんが作り方を教えてくれる。

まずは工具の使い方を教わって・・・・・・

わくわくっ。

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濃紺の太いガラスチューブを溶かして棒に巻きつけ、球状にしたとんぼ玉に、白の細いガラスチューブを溶かしたもので、水玉模様をつけていく。

全工程の中で、一番むつかしいところ。

集中すると口が尖るのは昔からの私の癖。

おねえさんの優しい指導のおかげで、イメージどおりのかわいいとんぼ玉が作れて大満足!熱を加えることによって、溶けたり固まったり色を変えたり・・・・・・ガラスって生きものみたい。面白い!

出来上がったとんぼ玉は、近日中に他の素材を合わせてペンダントに仕立てる予定・・・・・・。

とんぼ玉の熱をとってもらっている間、再び温泉街散策。   

草津の温泉街、温泉まんじゅうの試食を積極的に勧めてくれるおじさんたちがいるのだけれど、試食っていっても、まるまる一個をそのままくれる。しかも、店の前を通るたび、何度でもすすめてくれる。

温泉街を行ったり来たりしている間に、夫は結局3個も温泉まんじゅうをもらって食べていた。あつあつの温泉まんじゅうをハフハフ食べながら、温泉街を歩くのってすごく幸せ。結局試食させてもらっただけで何も買わなかったけれど・・・・・・おじさんたち、ありがとう。

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はちみつ専門店ではちみつ入りソフトクリームをぱくつく私。とんぼ玉作っているとき以上に夢中・・・・・・。すごい無心な顔してる(笑)。はちみつを使っているからか、こくのある甘さで、でも後味さっぱり・・・・・・、すごく好きなタイプのソフトクリームだった♪  

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草津温泉街、たっぷり満喫して、宿に戻ったのは夕方6時過ぎ・・・・・・

今夜のお宿は「草津ホテル」さん。

木立に囲まれた閑静な、レトロモダンな作りのお宿。

うれしいサービスが、ロビー近くの日当たりの良いサンルームでの好きなときにいつでも飲める無料珈琲サービスと、サンルームに隣接した足湯処。

私達も、宿に戻るなり、珈琲を頂いて、のんびり飲みながら足湯につかりました。お湯はかなり熱くて・・・・・・ぬるいお湯好きの夫は最初ひいひい言っていたけれど、しばらくつけていると慣れてくる。一緒に居合わせた、富山から社員旅行で来ているという青年達とあれこれおしゃべりしたりして・・・・・・、足湯って、なんだか和みます。

足湯から出ると、身体ほくほく、たくさん歩いて少し痛くなっていた足は、すっかりすっきり軽くなっていました。

夕食を頂いた後には、宿内の貸切家族風呂と大浴場をはしご。(夫は、食事前にもひとっ風呂浴びていました)

夜になって再び降り出した雨・・・・・・雨じゃなければ、夜の湯畑を見にまたお散歩に行きたかったから、少し残念だったのだけれど、でもそのぶん、東屋の屋根や、周囲の木立を打つ雨音を聞きながらの露天風呂入浴は、最高のひとときでした。

とにかく温泉情緒を満喫しきった一日。長いドライブでの身体のこわばりもすっかりほどけて熟睡・・・・・・。

翌朝は、軽井沢に向けて出発です。

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